Amazon Adsは、2025年9月4日に東京で開催した「Amazon Japan Upfront 2025」において、日本におけるPrime Videoの新たな広告フォーマットと最新インサイトを発表した。

「Amazon Upfront」は、Amazon Adsの広告ソリューションやビジネス戦略、インサイトを発表する年次イベント。日本初開催となった「Amazon Japan Upfront 2025」では、Amazon Adsが推進する「フルファネル戦略」に基づき、認知から購買まで一気通貫で支援するPrime Video広告の動画広告ソリューションを紹介。新たに3種類のフォーマットが追加された。
発表された新広告フォーマット
インタラクティブ動画広告(2026年上半期提供開始予定)
視聴者がリモコン操作やスマートフォンによるQRコードの読み取りを通じて、広告商品をAmazonカートに追加したりブランドページへ遷移できる形式。視聴者に能動的な行動を促す形式となっており、効果測定にも活用可能。

インタラクティブポーズ広告(2026年上半期提供開始予定)
動画を一時停止した際に表示される広告。画面上にブランドメッセージとイメージ画像で構成された半透明の広告が表示され、その上部に購入ボタンを表示し、クリックするだけで商品追加や情報取得が可能。
FITO(ファーストインプレッションテイクオーバー/2025年内β版提供開始予定)
動画再生前(プリロール)の広告枠を独占配信できる形式。視聴開始直後の高い注目度を活かし、大規模なリーチと認知獲得が可能。
これらの新たな広告フォーマットと、Amazonのファーストパーティの購買、閲覧、ストリーミングなどの数兆におよぶシグナルを組み合わせることで、認知獲得から購買に至るまで、あらゆるフルファネルマーケティング施策に効果を発揮する。
また、同イベントではPrime Video広告とAmazon Adsが提供する他の動画広告に関する日本のインサイトが初めて公表された。

- 日本におけるPrime Video視聴者の93%がAmazon.co.jpで購買行動をおこなっている(2023年8月~2024年8月)。
- 複数の動画広告を組み合わせたキャンペーンでは、ブランドリフト+182%、購入率+176%、新規顧客獲得率+230%を達成(2025年4~7月、日本データ)。
- スポンサー広告とPrime Video広告などを組み合わせたメーカー事例では、購買率が最大900%以上向上(2025年4~5月、日本データ)。