佐川急便株式会社は、商品を購入した店舗から直接海外に発送する際に使用する送り状発行の新たな運用を開始したと発表。運用開始の第1号として、2025年5月より株式会社アルペンが運営するスポーツ用品店「AlpenTOKYO」への提供を開始している。
同運用は、今後も増加が見込まれる訪日観光客の利便性向上に寄与する物流サービスとして佐川急便が開発・展開すべく、かねてより訪日観光客の対応強化や店舗運営のデジタル化に取り組んでいたアルペンの協力を得ながら検討を重ねてきたものだという。この新運用により、訪日観光客はスマートフォンを用いてスムーズに海外発送に必要なインボイス対応の送り状作成が可能となる。これにより、訪日観光客の利便性向上や販売店舗スタッフの送り状発行作業の軽減、店舗運営の効率化が見込まれるとのこと。
送り状発行までの流れ

佐川急便は、今後も顧客のニーズに合った物流サービスの開発や中期経営計画の重点戦略として掲げている「リアルコマース」への注力に加え、持続可能な物流の実現に寄与する取り組みを続けていくとしている。