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ECzine Day 2024 June

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[永久保存版]最強の事業戦略立案

その3C分析、危険かも!? 競合と「差別化」でなく「選抜化」しよう


これからECを始める事業者さんに、最強の事業戦略立案をお届けします。

2014年はEC事業者にとっての転換点

 Yahoo!ショッピングの無料化に加え、BASEやSTORE.jp新興勢力もあり、EC事業者は盛り上がっています。一方で2014年4月から消費税が増税となり、モール、独自ドメイン問わず、売上に影響が出ているようです。

 今後、EC市場の加速とともに、大手の参入や資本投下が増加することも考え、中小事業者にとって、2014年が転換点となるのではないでしょうか。

 そこで今回は、これからECを始める事業者向けに、生き残るために必要な基本戦略についてお話したいと思います。

ECはあくまで、1つの販売チャネル

 これから始める人から見ると、ECは以下のようなイメージではないでしょうか。

  • 実店舗より簡単でコストが安く出店できる
  • 販売員がいなくても24時間常に開店状態で、自動的に売れる
  • 卸を通さず直販できるので、利益率が高い
  • 世界中の人に販売できるため、販路が広い
  • 販路が広いので、いろいろな商品が何でも売れる

 これはどれも正解であり、どれも間違いともいえます。

 経産省によるECの定義は、『インターネットその他のコンピュータ・ネットワークを利用して行われるという新たな経済行為』で、さらに簡潔に言うと、『経済活動の手法であり形態』と捉えられます。

 事業者側からすれば無視できない販売チャネルですが、1つのチャネルにすぎないとも言えます。本質的にECは、販売行為の1手法、つまり小売業であり接客業であるということです。

 この本質から顧客を理解し、価値を提供できるか否かが成否を分けるのです。本質を踏まえた上で、ECの戦略を考えていきましょう。

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この記事の著者

株式会社ネットショップ総研 CMO最高マーケティング責任者兼執行役員 鈴木 崇仁(スズキ タカヒト)

商学系大学を卒業後、IT会社を2社経験しその後自身で創業した1社を経験。営業職に強く、交渉力とチームを動かすコミュニケーション力と、新しい戦略を考案し、現場レベルに落とし込むマネタイズの達人。提案型営業・組織的営業・代理店営業・戦略的パートナーシップの構築に長け、CMO最高マーケティング責任者と執行...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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