同社によると、今回のリブランディングは、Salesforceのポートフォリオの一部となり、未来を創っていくという意味で、非常に重要なマイルストーンとなるという。
同社によると、Kruxは、デバイス間でのデジタル行動の情報すべてを集約するプラットフォームとして機能し、顧客の理解を深め、良質な顧客体験を生み出す目的で提供された。セールスフォース・ドットコムでは当初、メディア向けのデータ構築ツールとして運用されていたという。しかし、顧客が求めているのは第三者データではなく、自社データであることが最近になってわかってきた。とくに、1対1ではなく1対多の広告を出稿するBtoCの広告主は、データの所有権を重要視する傾向があるという。
さらに同社では、マーケティングよりもDMPのほうが、よりパーソナライズされた顧客体験をすべてのチャネルで提供するために、より需要が高まっていると分析している。
KruxからリブランドされたSalesforce DMPでは、マーケターがまったく新しい形で顧客とつながることを目指して技術革新を続けているという。Salesforce DMPでは、Salesorce DMP Einstein Segmentationにより、マーケターが機械学習を利用しオーディエンス内に存在する複数の異なるペルソナを見つけ出すことができるようになったという。自社データと第三者データの両方を活用した統合消費者データに加え、Einstein AIを利用することで、ブランドのオーディエンスを正確に表す「ペルソナ」をアルゴリズムによって特定できるようになる。
今後ユーザー企業は、マーケティングをパーソナライズし、特定のWebページをたまたま開いたときに表示される定型のリターゲティングメッセージではなく、個人に響くメッセージによって主要なペルソナに個別に働きかけることができるようになるという。