中川政七商店は、2025年よりロゴデザインをリニューアルし、2030年までに初の海外旗艦店をオープンする計画を発表した。
1716年に創業した中川政七商店は、日本の伝統工芸を日常生活に取り入れる道具を提供しており、2002年より直営店出店を加速。工芸業におけるSPA業態を確立し、生活雑貨事業の売上高は22年で約20倍に成長しているという。今回発表された新たな取り組みは、日本の工芸を世界に広げる一環としておこなわれるもので、ここまでの実績をもとにさらなるグローバル展開を目指すとのこと。
グローバル市場を意識した新ロゴ
新ロゴは、クリエイティブディレクターの水野学氏(good design company)が手がけたデザインで、2008年以来、約17年ぶりの刷新となる。アルファベット表記や「SINCE 1716 NARA JAPAN」といった要素を加え、海外市場での視認性を高めた。また「日本」や「工芸」の文字も取り入れ、日本文化と工芸の象徴としての役割を担っているという。
グローバル展開については、アジア圏を中心に2018年よりおこなってPOPUP STOREの取り組みを一層加速させ、2030年までに初の海外旗艦店オープンを目指す旨を発表している。