ASKUL LOGISTは、Hacobuの配車受発注・管理サービス「MOVO Vista」の導入を全国15ヵ所の物流センターに拡大する。この取り組みは、輸送業務の効率化を実現するとともに、改正貨物自動車運送事業法で義務化される「実運送体制管理簿」への対応を見据えたもの。
改正貨物自動車運送事業法により、元請事業者には実運送体制管理簿の作成が義務付けられる。この管理簿には、実運送事業者の名称や請負階層、配送貨物の内容・区間などを記載する必要がある。改正の目的は、多重下請け構造の解消と運送事業者への適正な運賃支払い環境の整備にある。
MOVO Vistaは、2024年2月に実運送体制管理簿の出力機能を実装した。この機能によって、配送案件の依頼情報から実運送体制管理簿のスムーズな出力を支援している。
ASKUL LOGISTは、既にMOVO Vistaを西日本輸送管理センターで活用している。今回、東日本輸送管理センターにも導入を拡大し、全国15拠点でシステムを統一。さらなる効率化と法令順守を目指す。