SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

最新イベントはこちら!

ECzine Day 2024 June

2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

ECホットトピックス

中国でものを売りたいなら、WeChatとKOLを活用せよ Inagora翁社長インタビュー


今後は動画とKOLのショップを活用

――今後はどのようなマーケティングを行っていく予定ですか?

 まずは動画コンテンツの制作です。以前から何度かトライしているのですが、ちゃんと時間とリソースをかけて、2分以内の動画を作り上げたい。日本でもメーカーが作成してFacebookに投稿しているような、訴求力があり感動を与えられる、思わずシェアしたくなるようなコンテンツです。

 宣伝効果があるということで各社が制作していると思うのですが、内容は感動系、インパクトがあるもの、動物が出てくるものなど、ある程度の固まっています。そこをうまくパターン化して動画を制作し、動画共有サイトにストックしながら、WeChatで拡散していく、という施策を動画チームで進めようと思っています。

 あとは、KOLのショップとタイアップして商品を売ることですね。

――KOLのショップとは?

 微博に、タオバオのショップリンクを貼ることができるんです。WeChatの場合は、タオバオのリンクは貼れませんが、WeChat自体にショップ機能がありますので、WeChat内で決済まで完結することができます。例えば、公式アカウントの記事を読んでいて、記事の後半に来るとショップへのリンクが貼ってある。WeChatはそういう点でも強いですね。

――今後は、自分たちのショップだけでなく、KOLのショップでの販売も進めていくと。

 そうですね。当社はすでに、KOLのショップと様々な形で提携を進めています。それ以外にも、KOLに一定期間商品を渡し、力を入れてアピールしてもらう形での認知度拡大施策も進めています。

――最後に、中国でのマーケティングを考えているEC事業者の方に、一言お願いします。

 中国でのマーケティングというと、以前はテレビや雑誌でした。現在、テレビはCCTVのような一部の局を除き、視聴率がとれていません。雑誌もあまり売れません。そのような状況下で、中国でのトラフィックが、WeChatに集約されているんです。その下にかなり離れて微博があり、そしてたくさんの生放送アプリがあります。そこで活躍しているのが、KOLです。

 プラットフォームが違ってもKOLであることに変わりはありません。彼らを活用するためには、どのKOLとどうやって進めていくのか、しっかり検討することが大切です。販売者と宣伝者が親しくなければ、上手く連携できず、良い結果が得られませんから。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
ECホットトピックス連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

ECzine編集部(イーシージンヘンシュウブ)

ECZine編集部です。ネットショップ運営に役立つ情報をお届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

ECzine(イーシージン)
https://eczine.jp/article/detail/3839 2017/02/27 11:05

Special Contents

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング