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製造業にIoTを。熟練者のすごさを数値にして可視化するコンテックの「CONPROSYS」とは

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2016/08/25 10:00

コンテックは「IoT」というキーワードが一般化する前から、産業用のモノとネットワークを扱ってきた老舗である。同社は2016年5月、マイクロソフトのクラウドプラットフォームであるMicrosoft Azureを利用したM2M/IoTソリューション「CONPROSYS」を発表。すでに数百社から引き合いがあると言う。今回はCONPROSYS販促チーム、小牧工場の中本賢司さん、導入にあたってサポートした、Microsoft Azureの販売代理店である東京エレクトロンデバイスの谷脇俊之さんにお話をうかがった。

CONPROSYSひとつでIoT環境を実現。
製造業を支える老舗だから実現したブランド

――「CONPROSYS(コンプロシス)」開発の経緯を教えてください。

簀戸(コンテック、以下C) 当社は1975年創業の、産業用コンピューター、ネットワーク機器、それにPCを使った計測制御機器のメーカーです。その成り立ちからも、IoTにおける製品、ソリューションの提供には優位性があるため、商品化を進めてきました。CONPROSYSという新しいブランド立ち上げたのも、既存のお客様からの期待が大きかったですね。

株式会社コンテック
グローバル営業本部 CONPROSYS販売促進チーム チーム長
簀戸洋希さん

――CONPROSYSの特徴とは?

簀戸(C) ひとことで言うなら、デバイスの中にIoTに要求されるソフトウェアを搭載し、各種ツール、クラウドサービスまでを準備しています。IoTシステムを構築する環境を丸ごと提供する製品です。ですから、CONPROSYSだけでIoTはスタートできます。

IoT、M2Mなどの言葉が出てきたのは最近ですが、同じような仕組みは、テレメトリングとか、遠隔監視といった言葉で前からありましたよね。当社はその頃から、ネットワーク機器や産業用コンピューターを提供しています。極端に言うと、IoTはそれが名前を変えたものだと考えていますので、製造業や装置メーカーに組み込んで使っていただくことを想定しています。

――CONPROSYSの役割を、具体的に説明いただけますか。

簀戸(C) たとえば、工場内のさまざまな機械を動かしている、「PLC (Programmable Logic Controller)」と呼ばれる装置があるのですが、これとの通信の仕方は、各社、各機械によってそれぞれ異なります。そんなバラバラの信号や通信手段を、CONPROSYSデバイスでひとつにまとめるイメージです。ちょうど、英語やフランス語を日本語に変換する、翻訳機のような役割ですね。そこが、お客様から評価されている点のひとつです。

――CONPROSYSには、Microsoft Azureが使われているとのことですが、どの部分に活用されているのでしょうか。

簀戸(C) IoTの定義は広いですが、当社の役割は、センサーで取得した情報をコンピューターに蓄積・分析して、人間に活用してもらう。それによって社会の課題を解決していく、ということだと思っています。その上で、データを蓄積・分析する場所として、クラウドが主流になると考えており、Microsoft Azureを採用しました。

計測制御・遠隔監視システムの強みを活かした
M2M/IoT向けソリューション「CONPROSYS (コンプロシス)」

――クラウドサービスは他にもありますが、なぜAzureに?

簀戸(C) マイクロソフトさんが力を入れているクラウドサービスなら、お客様の期待に十分答えられるだろうと判断したのが前提ですが、それに加え、Azureは企業向けクラウドとして堅牢なセキュリティが確保されていること、そして世界展開している。

また、中国においても提携企業によって、すでにAzureが提供されている点が大きいですね。当社は中国でもビジネスを展開していますので。


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