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2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

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「楽天スーパーセール」や「5と0のつく日」を利用した施策や注意点とは?


 大手ECモールのひとつ「楽天市場」には、各種セールの日があります。中でも、「楽天スーパーセール」や「5と0のつく日」は名前がわかりやすく、覚えやすいことから利用する人も多いセールです。そこで、本記事では「楽天スーパーセール」や「5と0のつく日」を上手に利用した施策を行い、売上を伸ばすためにはどうすれば良いのか、また注意すべきポイントについて解説します。

「楽天スーパーセール」、「5と0のつく日」とは?

 そもそも、「楽天スーパーセール」、「5と0のつく日」とはどのようなキャンペーンなのでしょうか。まずは、キャンペーン内容についておさらいしましょう。

「楽天スーパーセール」とは

「楽天スーパーセール」とは、楽天市場の利用者が1,000円以上の購入を複数店舗で行うと、ポイント還元率が最大+9倍までアップするという施策です。ただし、開催月が3・6・9・12月と決まっています。

「5と0のつく日」とは?

 「5と0のつく日」とは、楽天市場の利用者が、5、10、15、20、25、30日のいずれかの日に、エントリーすることで楽天市場での買い物の際、購入時に付与される楽天ポイントに2倍の楽天ポイントが追加で付与されるというキャンペーンのことです。付与される楽天ポイントは、翌月15日以降に前月分の当該キャンペーンのものがまとめて付与されることになっています。

 「5と0のつく日」キャンペーンの利用は、「支払いを楽天カードに設定し」「5、10、15、20、25、30日のいずれかの日にエントリーする」というものです。

併用できるキャンペーンはある?

Red Word Campaign

「楽天スーパーセール」「5と0のつく日」に併用できるキャンペーンは、次のようにたくさんあります。もし、併用できるキャンペーンがあれば、ショップとして後述するような施策を講じてみてはいかがでしょうか。

お買い物マラソン

1,000円以上の購入を複数店舗で行うと、ポイント還元率が最大+9倍までアップ(月1〜2回開催)

超ポイントバック祭

購入金額に応じてポイント還元率が高まる、不定期開催のキャンペーン

ブラックフライデー

11月第4金曜日に開催される、購入するほどポイントアップする年1回のキャンペーン

楽天ブランドデー

有名ブランドの商品がエントリーでポイント3倍で購入できる、年4回の不定期開催キャンペーン

楽天サプライズデー

楽天市場の大人気アイテムが超特価で販売され、エントリーすればポイント3倍で購入できる、不定期開催キャンペーン

楽天スポーツデー

有名スポーツブランドのグッズがお得に購入できる。特典はブランドやショップによってさまざまで、これまでは3月と10月の年2回開催

イーグルス感謝祭

プロ野球開幕戦終了後の10〜11月に開催され、いつもより安く購入できたり、楽天ポイントが最大で38倍もらえたりするキャンペーン

勝ったら倍

楽天イーグルス、ヴィッセル神戸、FCバルセロナが買った翌日はポイントアップ

39キャンペーン

3,980円以下で送料無料となる「39ショップ」で買い物をすると、ポイントアップ

楽天アウトドアデー

有名アウトドアブランドの商品が、エントリーするとポイント5倍で購入できるキャンペーン

ファッションデー

毎月0のつく日にエントリーして対象ショップで5,000円以上購入すると、ポイントが3倍になるキャンペーン

「楽天スーパーセール」に行うべき施策とは?

Super sale

 では、「楽天スーパーセール」ではどんな施策を行うべきなのでしょうか。ここでは、4つの施策をご紹介します。

セール商品のサーチ申請

 サーチ申請とは、「楽天スーパーセール」の期間中、通常価格よりも安く販売する場合、楽天に申請することを指します。審査に通過すれば、セール商品だけが表示される特別な検索窓「スーパーSALEサーチ」の検索結果に自店舗の商品を表示させられるため、消費者に見つけてもらいやすくなります。

 申請には「10%〜49%OFFの商品」「50%OFFの商品」のいずれかを選べて、審査通過後、「10%〜49%OFFの商品」であれば「スーパーSALE割引」のアイコンが、「50%OFFの商品」には「スーパーSALE半額」のアイコンがつきます。そのため、通常の検索窓から発見された場合でも、お得であることがわかりやすく、購入につながりやすくなるでしょう。

「買いまわり」対策

 「お買い物キャンペーン」などに代表される「買いまわり」キャンペーン対策をしておくことも重要です。このとき、税込1,000円以上の商品が買いまわりキャンペーンの対象となるため、1,000円ぴったりの商品を用意しておけると良いでしょう。値下げ可能な商品があれば、「今だけ税込1,000円に値下げ中!」などとすることで、より購買意欲を高めることができます。

メルマガ、バナー、イベントページなどで告知

 店舗のメルマガやサイト内のバナー設置、イベントページを作成してセール案内をするなど、自店舗内でもセールへの告知を行うと良いでしょう。ただし、楽天のメルマガ配信枠は埋まりやすいため、配信予約ができる1週間前には準備しておけると理想的です。

 また、商品名の頭に「今だけ○○%OFF」などの文言を入れたり、商品のサムネイルにセール中であることを挿入したりするのも良いでしょう。ただし、商品のサムネイルにセール中であることを入れる場合は、大きく表示しすぎると楽天側からのガイドラインに引っかかる可能性もありますので、注意が必要です。

限定キャンペーンを行う

 「5と0のつく日」限定のキャンペーンを行うことは必須です。目玉商品や割引商品、送料無料、セット販売など、普段よりもお得なキャンペーンを行うことで、「ポイントも増えるし、お得に買えるなら買ってみようかな」といったターゲット層の購買を促すことにつながります。

「楽天スーパーセール」や「5と0のつく日」の注意点

Exclamation Mark

「楽天スーパーセール」や「5と0のつく日」を利用して施策を行うには、2つ注意点があります。

サーチ申請時の値引きについて

 スーパーSALEサーチに申請するためには、最低でも通常販売価格の10%以上の値引きが必要です。そのため、セール直前まで6,000円で販売していた商品の場合、定価が10,000円だったとしても、セール価格を5,400円以下にしないとそもそも申請できません。

 また、スーパーSALEサーチ申請の前後に商品指定でクーポンやポイントを付与する場合、期間を空けて行う必要があります。このように、スーパーSALEサーチには厳しい条件がありますので、利用しようとする場合はよく注意しましょう。

参加するセールを絞る

 前述の併用できるキャンペーンで紹介したように、楽天市場にはキャンペーンの種類が豊富です。そのため、参加できるセールには全部参加しようとしていると、リソースやコストばかりかかって思うように自店舗の売上につながらない、ということになりかねません。

 そこで、参加するセールを絞ることが重要です。まずは、消費者の動きが多い「5と0のつく日」と「楽天スーパーセール」に絞り、かつ、「5と0の日」の中でも消費者の動きが多い「楽天スーパーセール」の時期に絞って施策を考えることで、リソースやコストを抑えて効率よく売上をアップできるのではないでしょうか。

「楽天スーパーセール」や「5と0のつく日」を利用し、上手に売上アップをはかろう

売上アップイメージ

 「楽天スーパーセール」や「5と0のつく日」は、消費者にとって覚えやすく利用しやすい日であることから、利用する人が多くいキャンペーンです。また、「5と0のつく日」はエントリー前に購入しても、その日のうちにエントリーすればポイントがつくというお得なキャンペーンです。今回ご紹介したような施策を参考に、「楽天スーパーセール」や「5と0のつく日」の盛り上がりを上手に利用し、売上アップにつなげましょう。

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EC研究所(イーシーケンキュウジョ)

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