ジャストシステムは、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp（マーケティング・リサーチ・キャンプ）」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した「Eコマース＆アプリコマース月次定点調査（2020年3月度）」の結果を発表した。
3月のEC利用率は、約5割 昨年の平均値よりも上昇
2020年3月に「ECサイト（またはアプリ）で商品の購入を行った」人の割合は47.8％。今年2月は43.8％、2019年3月は41.1％、2019年1年間の平均値は43.8％で、今年3月はECで購入した人の割合が増加したことがわかった。年代別に見てみると、10代（38.0％）、20代（40.0％）、30代（45.5％）、40代（52.0％）、50代（52.5％）、60代（54.0％）。40代以降は半数を超えた。
ネットスーパー利用者の約6割が、「直近3カ月で、利用頻度が増えた」
EC利用経験者のうち、ネットスーパーを「知っている」人は95.1％で、実際に「利用している」人は22.3％だった。「利用している」人のうち、直近3ヶ月において「利用頻度が増加した」人は28.6％、「やや増加した」人は32.7％。あわせて61.3％の人は、利用頻度が増加していた。一方、「どちらともいえない」と答えた人は30.6％、「頻度がやや減少した」人は6.1％、「頻度が減少した」人は2.0％となった。
東京都在住・ネットスーパー利用者の約5割に、Prime Nowの利用経験
東京都在住のネットスーパー利用者に対して、生鮮食品などがすぐに配達される、Amazonプライム会員向けサービス「Prime Now」の利用経験を聞いたところ、「利用したことがある」人は51.3％、「知っているが、利用したことはない」人は15.4％、「知らない」人は33.3％だった。
食品・日用品の購入方法としてPrime Nowをメインに使う人は45％、サブ利用の人は55％
東京都在住のPrime Now利用経験者のうち、生鮮食品や日用品購入のためにPrime Nowを「メインの購入方法としている」人は45.0％、「サブ手段としている」人は55.0％に。
Prime Nowを利用しながらも実店舗に行くのは、「他店舗も、ついでに寄りたい」
Prime Nowを利用したことがあり、スーパーなどの実店舗も行く人にその理由を聞いたところ、「他店舗も、ついでに寄りたい」がもっとも多く（64.7％）、次いで「実物を見て選びたい」「実店舗までに足を運ぶ過程が楽しい」（ともに58.8％）、「取り扱っていない商品やブランドを購入したい」（52.9％）となった。
調査概要
- 調査名：Eコマース＆アプリコマース月次定点調査（2020年3月度）
- 調査期間：2020年3月23日（月）～3月27日（金）
- 調査対象：17歳～69歳の男女1,100名
