エスキュービズムでは、オムニチャネルの成功例はまだ少なく、実店舗利用者とEC利用者に乖離が見られると判断。これまでECを利用していなかった層にも、「実店舗での購買がバーチャルで行える」ことを訴求することにより、EC利用者の増加を見込み、次世代オムニチャネルへと段階を進められると考えているとのこと。
同社では、バーチャルコマースの定義を「ブラウザベースでも実店舗と遜色のないクオリティがあれうこと」「運用更新が楽に行えること」「VR画面上から購買を簡単にできること」の3つとしている。
「EC-Orange VR」は、バーチャル空間上でカート機能、決済機能を連携させ、製品を購入することができる(要ログイン)。
商品とウェブサイトの連携には、共同印刷の画像認識技術「FullScanCode」を使用。VR天球画面上で商品を認識、特定して商品登録ができるほか、季節物商品などの棚の入れ替えも行えるのが特徴。画像認識技術による商品認識で、商品登録の手間を削減する。そのほか、店舗運営機能としては、バーチャル空間上でサイネージ、動画配信、クーポン配信、ゲーム要素の導入なども予定している。
画像スペックとしても、10億画素(1ギガピクセル)で作成、画面の切り替えがなく4,000倍まで拡大することができ、商品の質感やディテールまでが閲覧可能となっている。
タッグ社は、VR技術において特許を持つ。
2017年9月にモデルケースのプロトタイプリリースを行い、2017年中にパッケージ販売を行う予定。