株式会社花王が、2025年1月1日付の組織変更および執行役員などの異動について発表した。株式会社カネボウ化粧品 代表取締役社長には、花王でヘアケア事業などを手掛ける内山智子氏が就任する。
花王グループは、グローバル成長の加速を目的に、各国エリア責任の明確化と迅速な意思決定をするため、事業と販売を一体化。「グローバルコンシューマーケアビジネス」として統合する。花王グループカスタマーマーケティング株式会社は、アジアエリアの販売を推進する部門として、活動を拡大する。欧米エリアでは、商品開発、ブランド、マーケティングおよび販売において、欧米エリア責任者が主体となって事業が進められる。
また、同グループは事業横断活動の最大化を目指して「ビジネスコネクティッド部門」を新設するとのこと。花王ブランド・技術の業務品事業(花王プロフェッショナル・サービス株式会社)強化、花王ブランド全体の体験型直販ビジネス(My Kao Mall)の進展、パートナーとの共創事業構築の加速が目的。加えて、グループ資本の効果効率的運用の最大化に向け会計財務関連機能を統合し、資本戦略の立案も含めて財務視点での横串機能強化を図る考えを示している。情報システム部門とDX戦略部門をデジタル戦略部門として統合。マーケティング、サプライチェーンをはじめとするあらゆる部門・事業において、デジタルトランスフォーメンションを加速する。