大和ライフネクストは、都内マンションでの「マンション内配送サービス」の実証実験を開始した。宅配の再配達率削減と居住者の利便性向上を目的に、日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便が参画している。
「マンション内配送サービス」の仕組み
配送の流れ
- 一括受け取り:マンション管理員が宅配会社の荷物を全住戸分一括で受け取る(冷蔵・冷凍・代引き・郵便物・貴重品便などの一部を除く)。荷物はマンション内に設置する専用倉庫に納品される
- 住戸ごとに配達:管理員が各住戸に荷物を配達。不在の場合、マンションごとの管理ルール内で宅配ボックスや置き配を活用して再配達ゼロを目指す
- 一時保管:配達が難しい場合、荷物は管理事務室および専用倉庫で一時保管され、居住者は管理員の業務時間内に受け取りが可能。不在票を通じて居住者に通知される
同取り組みが目指すゴール
- 宅配会社:オートロック付きマンションでの一括配送で効率化が図られ、再配達が減少
- 居住者:再受け取りが容易になり、管理員による配達で安心感が得られる。また、別々の宅配会社からの荷物を一度にまとめて受け取ることができる
- マンション管理会社:居住者の利便性が向上し、新たな管理サービスの提供による付加価値が創出される
配送管理アプリ(開発中)
管理員は、大和ライフネクストがモノプラスと共同開発中の専用アプリを使用し、荷物の受け取り・配達記録を行う予定だという。
実証実験について
- 期間:2024年11月11日(月)~2025年1月末(予定)
- 場所:東京都中央区内の分譲マンション(約200戸)