SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

最新イベントはこちら!

ECzine Day 2024 June

2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

ECzineニュース

楽天市場、生成AIで出店店舗の業務効率20%向上を目指す 三木谷氏が新機能の提供計画を発表

 楽天グループは2024年1月25日、「楽天新春カンファレンス2024」を開催した。同社の代表取締役会長 兼 社長 三木谷浩史氏は、講演で楽天市場における生成AI活用に言及。「楽天はAI Empowerment Companyに進化する」とし、今後の計画を説明した。

 三木谷氏は生成AI活用の目標として「トリプル20」を紹介。「マーケティング効率・オペレーション効率・クライアント効率をそれぞれ20%向上させる」と述べた。

 既に、楽天グループが提供するサービスへの生成AI導入は進んでいる。「楽天ラクマ」には、ディープラーニングによる精緻なレコメンデーションが実施された。これにより、コンバージョン率が30%向上する結果が得られたとのこと。

 楽天市場では、2024年Q1以降順次、画像や商品説明文の作成、マーケティング戦略、顧客対応などで生成AI機能が提供される予定となっている。たとえば「楽天市場の商品登録サポート」は、商品の基本情報をもとに生成AIが商品名と商品説明文を作成し提案。商品画像は、消費者の使用シーンに合わせた背景に編集できるようになる。

 また、日常業務をサポートする「RMS AIアシスタントβ版」、問い合わせ対応を行う「R-Messe」、店舗の運営状況などを分析する「R-Karte」、広告クリエイティブを作成する機能(構想中)も、2024年Q1以降の提供開始が予定されている。2024年下半期以降は、ECコンサルティング業務へ生成AIが全面的に活用される見通しだという。

 最後に三木谷氏は、2030年に国内EC流通総額10兆円を目指す上で「生成AIを活用するしかない」と触れながらも、「楽天市場は人と人が有機的につながる場。生成AIを活用する中でも、根底にある日本のサービスマインドを大切にしていきたい」と語り、講演を締めくくった。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

ECzine編集部(イーシージンヘンシュウブ)

ECZine編集部です。ネットショップ運営に役立つ情報をお届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

ECzine(イーシージン)
https://eczine.jp/news/detail/14155 2024/01/29 15:30

Special Contents

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング