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セーブ・ザ・チルドレン、寄付プラットフォームの不正利用抑止のためForter採用 承認率が2%上昇

 機械学習を用いた不正対策プラットフォームを手掛けるForter(フォーター)は、寄付プラットフォームの不正利用を抑止するプロボノ活動としてSave the Children Australiaと提携したことを発表した。

 Save the Children Australiaは、子ども支援に関するオーストラリア最大の非営利開発機関として、11万6,000人以上のオーストラリア国民、企業および慈善事業パートナー、連邦政府、州政府、地方政府からの資金援助を活用し、数百におよぶコミュニティで数千人の子どもたちを支援している。

 慈善団体のCharities Aid Foundationによると、現在同国における寄付の40%がオンラインで行われている。しかし残念なことに、オンライン寄付の普及にともない、非営利団体が運用する寄付プラットフォームが不正利用の標的となっているという。

 Save the Children Australiaは、「カードテスト」の事例を調査。カードテストとは、詐欺集団が不正に入手したクレジットカード番号で高額の買い物をする前に、1ドル程度の低い取引額でそのカード番号が有効であるかを「テスト」する手法のこと。この不正利用による取引額自体は小さいものの、Save the Children Australiaは不正利用が行われるたびに決済代行会社からチャージバックに対する手数料請求を受けていることが明らかとなった。

 こうした事態を受け、ForterはSave the Children Australiaと提携し、カードテストによる不正利用を抑止するため、同社の不正対策ソリューションであるTrusted Conversionsを導入。同ソリューションによってSave the Childrenは、すべての取引について正確かつリアルタイムに判定を行い、本当の寄付か不正利用かを見分けることが可能となる。

 Forterのシステムは豊富なグローバルデータセットを活用することで、個人の信頼度を平均300ミリ秒以内に評価し、正当な支持者のオンライン寄付プロセスに摩擦を生じさせることなく、詐欺集団の不正行為を確実に阻止する。

 Forterのシステムを導入して以降、Save the Children Australiaでは26万豪ドル相当以上の寄付金が承認され、承認率は95%から97%に上昇したとのこと。

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