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ECzine Day 2024 June

2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

EC×AI活用最前線

今話題のChatGPT ECビジネス成長に寄与する使い方は?基礎知識からリスクまで網羅的に解説


 ECビジネスにおいて、消費者の購買意欲を引き上げるには、出品数の拡充だけでなく、商品の説明文をわかりやすく書くことが重要です。とは言え、リソース不足などで磨き込みに課題を抱える方が多いのも事実ではないでしょうか。そこで今後注目を集めるのが、ChatGPTの活用です。最新API「GPT-4」をベースとしたコンテンツマーケティングソフトウェア「Transcope(トランスコープ)」を運営するシェアモル株式会社の齋藤康輔氏が、知見を基に「今話題のChatGPTとは何なのか」「ECビジネスにどのように使えるか」といった疑問にお答えします。

今話題のChatGPTとOpenAIについてまずは学ぼう

 ChatGPTは、大規模な自然言語処理を実現するニューラルネットワークモデルのチャットボットです。GPTは「Generative Pre-trained Transformer」の略語で、ChatGPTは自然な対話からユーザーが求める文章を生成できるほか、複雑な質問にも素早く反応できます。

 ChatGPTを開発しているのは、2015年12月に設立されたアメリカの団体「OpenAI」です。実用可能なAIの提供を目的として設立された同団体は、TeslaのCEOであるイーロン・マスク氏や、アメリカのスタートアップ投資家 サム・アルトマン氏など、ビジネス界の著名人が設立した点からも注目を集めています。

 AIと聞くと、不自然な文章を生成することも多い、一昔前のものを想像する方もいるでしょう。既にChatGPTに触れたことがある方は、生成された文章の精度の高さに驚いたのではないでしょうか。

 この発展のスピード感は、当社を含むAIの研究者も驚いているのが実情です。Google Researchが発表した『Characterizing Emergent Phenomena in Large Language Models』に掲載されているグラフを見ると、限界に達していたと思われていた精度(縦軸)が、ある計算量(横軸)を境に急激に改善していることがわかります。

 あまりの進歩に、Microsoftの共同創業者ビル・ゲイツ氏は「ChatGPTは現時点で最重要なイノベーションである」と言及しています。ここからも、ChatGPTへの期待の高さがうかがえます。実際にMicrosoftは、AIの進歩を加速させることを目的にOpenAIとの長期的なパートナーシップを発表し、数十億ドル規模の投資を行っています

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この記事の著者

シェアモル株式会社 代表取締役 齋藤康輔(サイトウ コウスケ)

大学在学中に半導体のシミュレーションを専攻する傍ら、人材会社にてインターン。 インターン中に人材会社向け業務システムを開発し、大学卒業後の2007年3月に上記システム「マッチングッド」を販売する会社、マッチングッド株式会社を設立。 12年の経営の後、2019年1月に東証プライム上場企業の株式会社じげ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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