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季刊ECzine vol.21定点観測

自動化が進むGoogle広告 P-MAXやGA4のキャッチアップを


 EC事業者がおさえておきたい13のテクノロジー関連トピックスの「定点観測」。アナグラム田中さんに、運用型広告について聞きました。※本記事は、2022年6月25日刊行の『季刊ECzine vol.21』に掲載したものです。

P-MAX×顧客データ まったく新しい顧客獲得へ

 ひとつのキャンペーンからGoogleのあらゆるチャネルへ広告を配信できるGoogle 広告の「P-MAX キャンペーン」について、取材当日の4月26日、今後の機能リリースが発表された。2022年第3四半期(7~9月)にはスマートショッピングキャンペーンとローカルキャンペ ーンがP-MAXに統合される予定となっている。

「スマートショッピングの利用者向けに、P-MAXへの統合のための機能が5月上旬あたりから出てくるとのことです。利用者はワンクリックでP-MAXへの乗り換えが可能になります」

 P-MAXは、あらゆるチャネルへ広告を配信できるとあってショッピング広告も含んでいる。ショッピング広告を出稿する際には、現在の顧客の情報を分析し、価値を最大化するという考えのもと、広告配信のオーディエンスの設定を行う。P-MAXで成果を出すためには、分析のもととなる顧客データをできるかぎりアップロードするべきだとGoogleから発表があった。

「Googleの機械学習により、広告主でも見えていなか った新たな顧客層が見えてくるはずだというのです。顧客データをアップロードしない場合には、行動履歴等のオーディエンスデータの中から出稿者が分析してどのデータを利用するか判断することになります。しかし、そのような人力の分析よりも、整備された顧客データをア ップロードすることによって、広告の設定直後から成果につながる『ジャンプスタート』を切ることができるだろうとGoogleは言います」

 ECで広告というと、クリエイティブについての論議が重くなされがちだが、誰に情報を届けるかも同じくらい重要である。整備された顧客データと機械学習の掛け合わせによって、従来は見えてこなかった可能性を見出そうというのだ。

「個人情報保護法が改正されたこともあり、顧客に同意を得るなどの手間もかかりますし、Googleは一度で終わりではなく、継続的にアップロードし情報を更新し続けるよう言っています。従来も顧客データをアップロードする機能はありましたが、機械学習との掛け合わせで想像もしなかった、成果につながる層に広告を届けることができるというのは、まったく新しい考えかたです。手間を惜しまず、ぜひ取り組んでいただきたいと思います」

 ほかにも、コンバージョンの目的に基づいて新規顧客獲得目標を設定できる機能がリリースされる予定である。

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