ECzine好評連載「SNS時代に知っておきたい、アンバサダー的アプローチのススメ」が書籍になりました

世の中全体のデジタルシフトが進む今こそ取り組みたい アンバサダーマーケティングの基本的な考えかたを伝授
「おいしい食べ物を見つけた」「店頭接客で素敵な体験をした」――そんなうれしい出来事があった際に、SNSへ投稿を行った経験がある方もいるのではないでしょうか。
通信環境の発達、スマートフォンの普及、そしてコロナ禍が人々のデジタルシフトを後押しする昨今。オンラインとオフラインの世界がシームレスになると同時に、ターゲットとする顧客の性別や年齢層にかかわらず、情報をオンライン上に置くことの重要度が増しています。
書籍『顧客はブランドビジネスのパートナー ファンの声が見えるSNS時代に実践したいアンバサダーマーケティング入門編』は、現代の消費者が求める「自分にフィットした情報」をファンとともに作り上げていくアンバサダー的アプローチの意義や実践方法、各社の事例を1冊の書籍にまとめました。
企業・ブランドから情報を一方通行で届けるのではなく、顧客が何気なく発露した「好き」の気持ちを広げていくことで商品・サービスと親和性がある新たな顧客との出会いをつないでいく、そんな可能性に満ちあふれているのがアンバサダーマーケティングです。
「オンラインでの顧客コミュニケーションに悩んでいる」「SNSをどう活用すべきか」「インフルエンサーとアンバサダーの違いって何?」「アンバサダーマーケティングの効果をどう見たら良いのかわからない」――そんな疑問や不安に役立つ1冊となっておいます。ぜひ指南書として活用してみてはいかがでしょうか。

7つの企業(団体)・ブランドの事例も掲載!
- 横浜F・マリノス
- JINS
- 小笠原村観光局
- FABRIC TOKYO
- 三井住友カード
- 日本サブウェイ
- nomadic artisan
『顧客はブランドビジネスのパートナー ファンの声が見えるSNS時代に実践したいアンバサダーマーケティング入門編』目次
はじめに
第1章 そもそも「アンバサダー」って何?
- ボルダリングが気づきをくれた アンバサダーの可能性
- 重視するポイントは「熱量」と「深度」 アンバサダーの定義とは
- 間接効果まで見ると大きいアンバサダーの影響度
- 顧客を「マーケティングパートナー」ととらえよう
- 人の力で増幅するエンゲージメントの価値
- コミュニケーションが生む購買の底力
第2章 アンバサダーマーケティングの始めかた
- 「どうやって購入させるか」でなく「どうやって好きになってもらうか」を考える
- 好きになってもらうヒントは「自分ごと化」と「サプライズ」
- インフルエンサー施策よりも覚悟がいるアンバサダーマーケティング
- 熱量の伝播が生む奇跡 信じるべきは「想い」が持つ力
- コミュニケーション戦略を成功に導く5つのステップとは
- UGCは無理せず増やすもの アンバサダーマーケティングに必要な視点
- カスタマーエンゲージメントの価値を4つの要素から考える
第3章 アンバサダーマーケティング実践編
- 「人」軸でトリプルメディアを使い分けよう
- 商品・サービスの情緒的価値を高める方法論
- 自社に合うアンバサダーの見つけかた
- アンバサダーを選んだらすべきこと
- 押さえておきたいファンミーティングのポイント3つ
- 贈って終わりではない ギフト施策と事後分析のやりかたを指南
- 大切なのは「タイミング」 顧客心理を理解しよう
- SNS分析から「個客」をとらえる 想像すべきは数値の先に見える世界
- シカケを増やすために必須なのは「動機の理解」
- 「セレンディピティ」と「クチコミ」はより欠かせない要素となる
- 「最初に思い出してもらえるブランド」になるには 体験共有の重要性を考える
第4章 アンバサダーマーケティング事例集
- 動員数1万人アップ! 「横浜F・マリノス 沸騰プロジェクト」
- 「まず始めてみる」から学びを得る 「J!NS L!KEキャンペーン」
- 新規よりも既存を重視するファン化施策 「小笠原アンバサダープログラム」
- 体験価値を可視化 「Meets by FABRIC TOKYO」
- 「Have a good Cashless.」で社会貢献を実現する三井住友カード
- 企業秘密も大公開 巣ごもり生活を楽しくする「#おうちでサブウェイやってみた」
- 購入後の交流に重きを置くD2Cブランド「nomadic artisan」
おわりに
- 世の中の変化が生んだ 顧客の「助けたい」という気持ち
- ブランドパーパスの表明が生む 企業と顧客の「つながり」
- 「誰かのため」の活動がビジネスにHappyな循環を生む
著者紹介

出口潤(でぐち・じゅん)について
アンバサダーマーケティングの専門家として、好きやファン、人を軸にした顧客視点の「アンバサダー的アプローチ」に関する登壇/モデレーター/セミナー講師/寄稿/メディア出演/アドバイザーなどの活動も担当。モットーは「何ごとも『自分らしく、楽しむ』」。趣味はボルダリング。また、自身も複数ブランドのアンバサダーとして活動中。