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渡航制限以降、中国人ママ約6割が越境ECでの日本商品購入増加 女性向け製品が上位に/Onedot調査

 中国の育児動画メディア「Babily(ベイビリー)」を運営するOnedotは、4月28日から5月7日の期間、中国・上海のママ100名を対象に越境ECに関する調査をインターネットで行った。査結果の詳細は、次のとおり。

⽇本渡航制限以降、中国越境ECサイトの売上は軒並み上昇

 各社発表および報道によると、主要な中国越境ECサイトの⽇本渡航制限以降の売上は、天猫国際(+52%:2020年2⽉対前年⽐)、苏宁国際(+145%:2020年3⽉対前年⽐)、京東国際(+100%:越境部分2020年1-3⽉対前年⽐)と、⼤幅に増⼤。個⼈購⼊や並⾏輸⼊の停⽌で⽇本製品を買えなくなった⼈が越境ECサイトに流⼊する構図となった。

⽇本渡航制限以降、約6割の中国⼈ママの越境ECが⽇本商品購⼊⾦額増加

 58%が以前と比べて⽇本製品の越境ECでの購⼊が増加したと回答。減少はわずか8%。調査からも越境ECでの⽇本製品購⼊が増えていることが明らかになった。越境ECが⽇本製品購⼊のメインチャネルになりつつあると推察される。

国別⽐較では、⽇本商品の越境ECでの購⼊増が圧倒的に1位

 60%が⽇本の商品の購⼊が増えたと回答。2位の韓国(44%)以下を⼤きく引き離す結果に。他国製品の越境ECでの購⼊があまり変わらないなか、⽇本製品はスコアを⼤きく伸⻑した。⽇本製品に対する⾼い需要が垣間⾒える。

渡航制限で約8割が並⾏輸⼊での⽇本製品購⼊が難しくなったと回答

 調査の結果、77%が並⾏輸⼊で⽇本製品を買いにくくなったと回答。渡航制限で並⾏輸⼊品の⼊⼿が難しくなったことが、越境ECでの⽇本製品購⼊増加の⼤きな要因となっている。

⽇本への渡航制限が越境ECでの⽇本商品購⼊に直結する構図

 越境ECでの⽇本商品購⼊額増の理由は「⽇本に⾏って買い物ができないから(72.1%)」。渡航制限で⾃分⾃⾝での購⼊ができなかったことも、越境ECでの⽇本製品購⼊増加の原因のひとつとなったと見られる。

⽇本製品を越境ECで購⼊する3⼤理由は「簡便」「本物」「希少性」

 ⽇本製品を越境ECで購⼊する理由について、「簡単だから(58%)」、次いで「⽇本産の本物(55%)」「中国では⼿に⼊らないもの(52%)」という回答が続いた。欲しい⽇本の製品を容易に購⼊することができる点が越境ECでの⽇本製品購⼊の最⼤の理由となった。

7割以上が今後⽇本商品を越境ECで購⼊することが増えると回答

 同調査では、73%が今後⽇本商品を越境ECで購⼊することが増えると回答した。

越境ECで購⼊が増えた⽇本製品TOP3は「スキンケア」「メイク」「ボディ・ヘアケア」

 越境ECで購⼊が増えた⽇本製品についてたずねると、「スキンケア(53%)」「メイク (45%)」「ボディ・ヘアケア (41%)」となり、いずれも⼥性向けの製品という結果に。ベビー・マタニティー、⽣活⽇常品など、底堅い需要の商品も好調だった。

調査概要
  • 調査期間:2020年4月28日〜5月7日
  • 調査テーマ:越境ECに関する意識・行動調査
  • 調査対象者:上海の0〜3歳の子供を持つ既婚女性100名
  • 調査形式:インターネットによる調査

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