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「共感」の中に見えるマーケティング活動のヒント EC事業者がSNS分析で身につけるべき視点とは

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 「アンバサダー(Ambassador)」という言葉は一般的に「大使」と訳され、日本では芸能人などがブランド大使に任命される時に使われることが多いようです。一方、SNSの普及により個人がより簡単に情報を発信できるようになり、自分の好きな企業やブランドについて発言や推奨するだけでなく、他ユーザーへのサポートやブランドの擁護まで自ら行うファンの存在が注目されています。本連載では、ファンの力を活用して課題解決を行う「アンバサダー的アプローチ」についてお話しします。第13回は、「共感から得られるマーケティング活動のヒント」についてです。

Facebookフレンドとのやりとりで気付いた 「共感」の大切さ

 今までの連載を通じて、アンバサダー的アプローチの考えかたや実践方法、事例などをいろいろとご紹介しているつもりだが、実はものすごく大切なことに著者自身が気付いていなかったのかもしれない。いや、なんとなくはわかっていたけれどぼんやりとしていたものが、自身の体験を通して、具体的なイメージとなり、脳裏を一気に駆け巡ったという表現のほうが正しいのかもしれない。すべては、著者のFacebookの投稿から始まったのだが、ぜひとも皆さんにその事例をご紹介したいと思う。

 ある日、たまたま立ち寄ったTHE NORTH FACEの店舗でデニムを見かけたのだが、「THE NORTH FACEのデニム」というだけでグッと気分が高まったので、試着をして購入し、いつものようにFacebookへ投稿をしたわけである。ここまでは至って普通にいつものルーティン。写真は何枚か撮ってみたのだが、最終的にはこのアングルが気に入ったので、この写真を使うことにした。

著者のFacebookでの投稿

 すると、著者のFacebookフレンドである「原央介さん」がコメントをくれたことがきっかけで、以下のやりとりが生まれた。原さんとは、とあるマーケティングカンファレンスで知り合い、その後、Facebookのフレンドとして交流をしていて、カンファレンスやセミナーの場などで、時々お会いするといった関係性である。

 

前出のFacebook投稿のコメント欄での原さんとのやりとり
(※ご本人より許可をいただき、名前・コメントを掲載)

 原さんは、僕が写真で伝えたかったディテールの部分に反応してくれて、そこから会話が盛り上がった。そして数日後、僕のFacebookのタイムラインに、どこかで見たアングルの写真が流れてきたのである。

原さんによるFacebook投稿
(※ご本人より許可をいただき、名前・コメントを掲載)

 著者とのやり取りの2日後に、原さんが同じデニムの色違いを購入した。嬉しかったので、投稿のコメント欄でやりとりをしたのを覚えている。

原さんのFacebook投稿のコメント欄でのやりとり
(※ご本人より許可をいただき、名前・コメントを掲載)

 そして、このやりとりの後で、著者は原さんと同じカラーのデニムも購入した。これは、いわゆるSNSでのやりとりがきっかけで購買へつながった事例のひとつであることがおわかりいただけるだろう。

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