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ECzine Day 2021 December

2021年12月7日(火)10:00~16:00

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季刊ECzine

2021年秋号(vol.18)
特集「Cross over, Enthuse fans!~店舗、スタッフ、EC&デジタル活用の次なる一手」

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SNS時代に知っておきたい、アンバサダー的アプローチのススメ

アンバサダー的アプローチを成功させるための“秘訣”とは? 心構えやKPIの測りかたをレクチャー


 「アンバサダー(Ambassador)」という言葉は一般的に「大使」と訳され、日本では芸能人などがブランド大使に任命される時に使われることが多いようです。一方、SNSの普及により個人がより簡単に情報を発信できるようになり、自分の好きな企業やブランドについて発言や推奨するだけでなく、他ユーザーへのサポートやブランドの擁護まで自ら行うファンの存在が注目されています。本連載では、ファンの力を活用して課題解決を行う「アンバサダー的アプローチ」についてお話しします。第8回では、アンバサダー的アプローチを始めるうえで企業が必要な心構えやKPIの測りかたについて、お伝えします。

アンバサダーとインフルエンサーの違い キーとなるのは「熱量」と「ファン度(思い)」

 アンバサダー的アプローチを始めるうえで、理解をしておいてもらいたいのは、その取り組みを推進するのは、EC事業者自身であるということと、ファンとつながるわけだから、簡単にはやめない、やめられないという覚悟を持つということ。運営においては、パートナー会社が支援してくれると思うが、周囲の誰かがプロジェクトを成功に導いてくれるわけではないし、ファンと向き合うのは、「企業」であり「ブランド」なわけなので、まず、「自分ごと化」することができた時点ではじめてスタート地点に立つことができるだろう。

 ファンからすると、企業やブランドとコミュニケーションをしているというよりは、人とコミュニケーションをしている感覚になるというか、アンバサダー的アプローチにおいてはそういう関係性になることが理想なので、熱意を持った人が担当になることがプロジェクト成功における秘訣のひとつと言える。また、アンバサダー的アプローチを推進していくうえで必要不可欠な他部署の巻き込みにおいて、人の心を動かすのは「熱量」であることは間違いなく、それは気づかぬ間に周囲へ伝播し、時に奇跡を呼び起こすことさえある。

 ここに、アンバサダーとインフルエンサーの違いを説明する際に、昔から使っている4象限の図がある。

図の作成:アジャイルメディア・ネットワーク

 最近、これ以外に下記の図も使い始めた。

図の作成:著者

 この図は、10万人へ情報を届ける(拡散する)ことを考えた際に、アンバサダー、インフルエンサーそれぞれの伝播力を分解し、整理したものである。

 フォロワーが100人のアンバサダーを1,000人起用するのと、フォロワーが10万人のインフルエンサーをひとり起用するのは、「情報を拡散(露出)する」という観点で数字だけを見て計算すれば、どちらも同じ10万人であることは容易にお分かりいただけるだろう。しかし、SNS施策において大切なことは、単に情報を届けて終わりではなく、受け取った人々の心を動かすことだと著者は常々考えている。そして、そのために必要な要素は間違いなく「熱量」や「ファン度(思い)」のはずで、それが周囲のエンゲージメントを生み出し、結果として大きな渦となって広がっていくのだ。そういった意味で、熱量の高いファンとつながり、その力を活用することは非常に価値が高いと言える。

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この記事の著者

アジャイルメディア・ネットワーク マーケティング部 部長 兼 エバンジェリスト 出口潤(アジャイルメディア・ネットワーク マーケティングブブチョウ ケン エバンジェリスト デグチジュン)

ファンの力を活用して企業やブランドのマーケティング課題解決を支援しているアジャイルメディア・ネットワーク(AMN)社のマーケティング部 部長 兼 エバンジェリスト。 同社のマーケティングを牽引しながら、アンバサダーマーケティングの専門家として、好きやファン、人を軸にした顧客視点の「アンバサダー的アプローチ」に関する登壇/モデレーター/セミナー講師/寄稿/メディア出演/アドバイザーなどの活動も担当。 何ごとも「自分らしく、楽しむ」 趣味はボルダリング ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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