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事例から学ぶ、“熱量の高いファン”の見つけかたとコミュニケーションの取りかた

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 「アンバサダー(Ambassador)」という言葉は一般的に「大使」と訳され、日本では芸能人などがブランド大使に任命される時に使われることが多いようです。一方、SNSの普及により個人がより簡単に情報を発信できるようになり、自分の好きな企業やブランドについて発言や推奨するだけでなく、他ユーザーへのサポートやブランドの擁護まで自ら行うファンの存在が注目されています。本連載では、ファンの力を活用して課題解決を行う「アンバサダー的アプローチ」についてお話しします。第7回では、事例から学ぶ効果的なアンバサダーを見つける方法などをお伝えします。

 この記事を書いている8月は、息子の夏休み中でもあるので、暇さえあれば一緒にボルダリングジムへ行き、猛暑を避けながら体を動かしている。ボルダリングの良いところのひとつは、基本的に室内(ジム)で行うため、気候や天候に左右されないという点も大きい。あとは、何と言っても壁に向かっているときは余計なことを考えずに没頭できるところであり、自分と向き合うための大切な時間でもある。

 このように、ファンが好きな理由を自分の言葉で語れる、それこそがブランドの価値であり、魅力そのものなのではないだろうか。アンバサダー的アプローチにおいて、アンバサダーとなりえる可能性をもった“熱量の高いファン”を発掘し、その人たちを理解することが最初のステップであり、非常に重要だということは今までの連載のなかでも話をしてきたが、今回は具体的な成功事例とそこから得られた知見をご紹介しよう。

公募や募集からアンバサダーを見つける際の課題点

 アンバサダーの見つけかたで基本となるのは、「公募(募集)」。それは、企業が保有しているファンとのタッチポイント上で告知を行い、アンバサダーとして活動してくれる人たちを募る方式である。

 この場合、タッチポイントの母数によって、どれくらいの人がアンバサダーとして登録(参加)をしてくれるのか、ある程度事前にシミュレーションすることが可能となるため、アンバサダーの人数をベースとした費用対効果の試算がしやすい。

 しかしながら、著者が今までさまざまな企業のアンバサダー的アプローチの取り組みを見てきたなかで、「公募(募集)だと、人数・規模はある程度確保しやすいが、参加者・登録者のアクティビティを分析してみると、ファン度や熱量はバラバラであったり、参加者の一部はアクティブであるが、それ以外はさほどアクティブではなかったりと、そもそも本当につながりたい人、つながるべき人たちとつながることができているのだろうか」という疑問がうまれていたのもたしか。

 そんななか、とあるアパレルブランドのアンバサダー的アプローチの取り組みを通じて、新たな発見というか、改めて実感できたことがあったので、ぜひとも紹介したい。

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連載:SNS時代に知っておきたい、アンバサダー的アプローチのススメ

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