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ECzine Day 2017 KANSAI&Autumnレポート (AD)

ECサイトが“検索意図”を把握したコンテンツマーケティングで成果を出す方法

コンテンツのリフォーム(改善)で集客が大幅アップ

 そのミエルカを活用して同社が手がけたある事例では、「検索意図」を考慮してコンテンツを見直した結果、ターゲットキーワードでの検索順位が大幅に上昇。コンテンツリフォームの前後3か月を比較すると、アクセス数が10倍になった。その後も検索上位をキープし続け、ついには検索1位に。その時のアクセスは、リフォーム前の40倍にまで増加したという。

 検索1位の場合、クリック率は約30%。この検索と同じだけの流入を広告出稿で獲得するとなると、かなりの広告費がかかる。広告費をかけずに多くのユーザーに訪問してもらえるコンテンツ施策には、集客効果以上の大きな価値がある。

 「広告は出稿を止めたら露出ゼロですが、良いコンテンツは検索上位に留まり、流入を稼ぎ続けてくれます。広告は経費ですが、コンテンツは資産、投資です」

 また、コンテンツマーケティングには、集客後のシナリオ=「出口戦略」も重要だと付け加えた。

 「ECで『購入』しかコンバージョンがないとなると、購入から少し遠いコンテンツマーケティングは評価しづらい。その手前の指標として『中間コンバージョン』を作るのが大事。例えば、無料モニター登録やダウンロードコンテンツ配布で、メールアドレスなどの情報を取得できる仕掛けをしておく。そうすると、メルマガなどでユーザーと長期的な関係を築くキッカケになります」

 最後に、「検索意図」把握のための3ステップを振り返りながら、時間がない場合は1ステップだけでもチェックしてほしいと語った月岡さん。ミエルカを活用すれば3ステップを効果的、効率的にできること。施策後の振り返りで重要な分析として、ヒートマップ機能やGoogle AnalyticsとGoogle Search Console連携によるサイト改善機能も充実していることを紹介して、講演を締めくくった。

 「皆さんのサイトに良いコンテンツが増えれば、そのコンテンツを閲覧するユーザーもハッピーになります。潜在的なニーズを持つ、多くのユーザーに出会える皆さんもハッピー。そういうコンテンツがたくさん生まれると良いなと思っています。ご清聴ありがとうございました」(了)

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この記事の著者

松岡 亜希(マツオカ アキ)

フリーランスのライター&エディター。出版社勤務を経て独立。雑誌、書籍、Webサイト、企業広報などさまざまな分野で活動中。● http://pubapart.com/

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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