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実店舗発ブランドのECはどこで買っても便利な仕組み作りに注力 DEAN & DELUCA担当者に訊く

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2016/05/10 10:00

コンテンツ更新などに時間を使えるよう、業務を効率化

 ECサイトでブランドのストーリーを表現する。古くから言われていることだが、これが正解だというものはない。それが、実店舗から始まった企業であればなおさらだ。

 「DEAN & DELUCAの場合、主役は食品です。周囲は邪魔をしないように、実店舗の内装は白、シルバー、黒で構成されています。一方ウェブの場合、まったく同じように表現するわけにはいかないし、いくら写真を作りこんでも食材は食材です。見るたのしみ、つくるたのしみ、食するよろこびを感じていただけるように、ウェブ上ではどんなコンテンツを更新していくべきか、販促チームやマーケティングチームと一緒に話し合っています」

 そのためにも、ECサイトリニューアルの最初のタスクとして取り組んでいるのは、業務効率化だ。

 「今も、チームの皆ががんばってくれていて、商品詳細ページのコメントも書いてはいるのですが、そういったことにもっと時間を使えるようにしていきたいです。それがお客様に一番お伝えしたいことですから。そのためにも、たとえば、毎日更新しているこのCSVのデータは、何かツールを入れたら1秒でできるようになるんじゃないかとか、人の手が入らないほうが早く、安全な業務は、仕組み化していこうと考えています」

http://store.deandeluca.co.jp/

オムニチャネルで「日常使い」にも用途を広げる

 もうひとつ、リニューアルと同時に進めているのが、オムニチャネル施策。メンバーズカード連携や基幹システムとの連動だ。FRACTA NODEでは、こうした機能をひとつ作れば、横展開が容易にできる。もちろん、企業ごとにオムニチャネルの定義は異なるので、すべての企業で同じものが使えるわけではないが。

 「オムニチャネルの大方針は、店頭と同じ品揃えで、同じ時期に販売すると掲げているのですが、それは会社全体にかかわることなので、なかなか難しいです。個人的には、店でもECどちらのポイントでも、お客様が思ったタイミングで購入していただければいいなと考えています。そのためにも、サイトから店へ、店からサイトへのつなぎこみの部分をきちんとして、お客様が気にせず使っていただけるようなサイトにしていきたいです」

 きちんと数字で可視化できているわけではないが、と前置きしながらも、「事業者が思ってる以上に、お客様はECと実店舗、どちらも使われている」と言う。

 「ご注文内容を見ると、店の近くからのご購入もあって、『持って帰るの重いからECで買われたのかな』と想像したり。店舗の担当者に聞くと、毎週店にいらっしゃって、同じものをお買い上げになるお客様も少なくないんです。ギフトのご利用も多いのですが、日常的にも使っていただいています。だから、商品数を増やせば、店同様にもっと日常使いをしていただけるはず。やみくもに商品を増やすわけにはいきませんが、コーヒー、ソース、オリーブオイルのような日常使いのものを、もっと商品はこれから追加していきたいと考えています」


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