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ECzineニュース

資生堂、販売・顧客・市場データを統合し、オンラインショップのデータも分析可能に

 日本IBMは、資生堂が2008年に構築した情報分析基盤を、既存資産を最大限活用しつつ性能と拡張性を向上させ、店頭売上向上のサポート機能を拡張させた情報分析基盤へ刷新。国内化粧品事業において、1月から全面稼動を開始した。システム基盤には、ビッグデータを超高速処理するIBMのプロセッサー「POWER8」搭載サーバーと、オールフラッシュ・ストレージ「IBM FlashSystem」が採用されている。

 店舗のPOSデータの増大への対応に加え、オンラインショップなどのチャネルの販売データの統合、生産から店頭での売上までを網羅する販売管理系システムと会員顧客の顧客管理・購買分析系システムをひとつの情報分析基盤上へ集約することが求められていた。今回のシステム基盤刷新により、散在していた販売データ、顧客データ、市場データを一元的に集約して、今までよりも高度な分析を高速に行うことが可能になった。

 資生堂は、この情報分析基盤を活用して全社員がマーケッターとしてデータ分析を業務で活用し、働き方を変革することを目指している。また、世界規模でのブランド別・地域別の分析や、資生堂のオンラインショップ「watashi+(ワタシプラス)」のデータなどもあわせて分析することで、より充実したサービスの実現を目指す。

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