2025年11月13日、ecbeingはスポーツライフプラネッツの海外法人向け釣り用品パーツ販売サイトの新プラットフォームとして、越境BtoB ECサイト「PLA★NET」を構築したと発表した。今回の新システム導入は、海外取引先からの受注業務効率化と利便性向上を目的としたものである。

スポーツライフプラネッツは従来、国内外向けの受注システムにecbeingのプラットフォームを活用してきたが、メールによる受注が多い一部海外地域では、注文フォーマットのばらつきなどにより処理に手間と時間がかかることが課題となっていた。今回「PLA★NET」を新たに構築することで、海外法人取引における受発注業務の効率化が図られることとなった。
「PLA★NET」ではWebサイトの多言語対応を実現。イー・エージェンシーが提供する「shutto翻訳」の採用により、英語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、イタリア語の7言語での利用が可能となった。ユーザーはワンクリックで希望言語に切り替えることができ、海外からでもストレスなく発注手続きが行える環境を整えている。

受注した注文データは基幹システムへ自動で出力され、倉庫や国際配送会社への出荷指示も円滑に連携される。価格表示は日本円で明記されており、未決定の部品については「TBA(To Be Announced)」として表示し、出荷時に正確な価格を反映させる仕組みを採用している。これにより、手続きの透明性と信頼性を高めている。
また、製品詳細画面には部品配置が一目で分かる展開図表示機能を搭載。デジタル総合印刷の電子パーツリストシステム「座標鳥」を活用し、部品の選択ミスを防止しながら、直感的操作でスムーズな注文を支援する。

加えて、製品情報と部品一覧を同一画面で上下に表示し、部品ごとの数量入力も簡易に行えるUI/UX設計が施されている。
今後は販売会社の先の得意先までを見据えたBtoBtoBの管理も可能にするなど、中長期的な戦略のもとでシステムを構築している。
