東芝テックは、関東地方を中心にスーパーマーケットを展開する東急ストアの店舗において、東芝テックが提供するリテールメディアの店内利用促進効果に関する実証実験を開始した。
同社は、スマホの普及やデジタル化の進展、人々のライフスタイルの大きな変化を踏まえて、消費者の購買体験向上に向けたさまざまなサービスを提供。特に、スマホ型レジアプリを通じて購買体験の満足度を高める取り組みを推進している。
同実証実験では、来店中の消費者にアプリを通して新たな商品の提案とお得な購買体験を訴求し、東芝テックが提案する新しいスマホ型レジアプリの利用促進に向けたリテールメディアの価値検証を実施する。また、各種検証データを横断的に分析することで、消費者の満足度向上や店舗業務の効率化への寄与についても検証するという。
同社は、今回の実証実験結果に基いてデータの分析・活用をおこない、リテールメディアの価値向上につながる新しいアプリを提供していく考え。
実証実験概要
実施店舗
東急ストア中央林間店(神奈川県大和市中央林間4-12-1 中央林間東急スクエア内1F)
実施内容
①実証実験参加者を募集
「東急ストア 中央林間店」のLINE公式アカウントの友だち登録をしている消費者、および、店内掲示により実証実験モニターを募集。
②消費者の購買行動に合わせたクーポン配信
ひとつ目の店内施策として、特定の商品をスマホでスキャンした際、関連商品のクーポンをスマホ型レジアプリに配信し、販促効果と購買体験の向上を検証する。
③消費者に一定期間商品の割引を実施
ふたつ目の店内施策として、スマホ型レジアプリ利用に対し購買品の割引をおこなうことで、割引効果による来店誘導・スマホ型レジアプリの利用向上効果を検証する。
④店舗内行動データと購買データを分析
購買データや利用者へのヒアリングをもとに、購買結果に及ぼす定量情報と消費者の行動や思考の定性情報を分析し、同実験の成果を評価する。