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ECライティングのポイントは「わかりやすく伝える」
1. 売上を左右するのは「伝え方」だと理解する
「良い商品があれば売れる」「商品を発見してもらえさえすれば売れる」──オンラインショップのオーナーは、ついこう考えてしまいがちです。
しかし、商品を見つけてもらえたとしても、お客様の心に響く言葉や表現がされていなければ、購入にはつながりません。オンラインショップで購入をしてもらうには「伝え方」が最も重要。そういっても過言ではありません。
ですが、「伝えるべき情報を伝えていない」「記載されてはいるけれど、表現がわかりにくくて伝わっていない」──こうしたオンラインショップは後を絶ちません。いつも「もったいない……」と感じてしまいます。
「伝え方」で売上は大きく変わります。まずは、こうした事実があることを理解しましょう。その上で、次から記載するコツやテクニックを学び、実践すれば、手応えを得られるはずです。
2. ライティングは、手紙を書くつもりで
オンラインショップでライティングの技術が要される場面は、商品ページ、SNS、ブログ、LINE、メルマガ、動画のシナリオ……といったように、様々存在します。これらは、表出する場所や記載すべき情報の違いがあれども、目的はすべて同じです。それは「お客様に感動や共感をしてもらうこと」。
感動や共感を呼ぶコツとして挙げられるのは、「一人のお客様に向けて手紙を書くつもりでライティングをすること」です。「相手が大勢だから全員にまんべんなく伝えよう」と考えると、逆に内容がぼやけ、誰の記憶にも残らない文章になってしまいます。
3. 英語表記より、日本語表記を優先させる
ECライティングは、「かっこよさ」より「わかりやすさ」を優先しましょう。
たとえば、デザイン性を優先し、ヘッダー、フッターやカテゴリーの表記を英語にしているオンラインショップをよく目にしますが、日本語を母国語とするお客様が多いショップではクリック率が下がります。
小学生でも読んで意味がわかるような英単語であれば問題ありませんが、「これはどういう意味だろう」と悩む要素を増す=離脱のチャンスを増やしてしまうことだと理解しましょう。機会損失を防ぐためにも、日本語やカタカナ英語など日常生活に浸透した表現を使うことをお勧めします。