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メルカリ、位置情報ゲーム「Ingress」運営会社と提携、二次創作物の公式流通プラットフォームを展開

 米Nianticが開発・運営する「Ingress(イングレス)」は世界で1500万ダウンロードされている人気のスマートフォンアプリで、GPSなどの位置情報を使い実際の場所を訪れながら、自分の陣地を広げてゆく陣取りゲーム。Ingressではユーザーのコミュニティ活動が活発であることも特徴で、ユーザーによる二次創作物を交換する頒布会等が過去定期的に開催されている。

 Nianticはこれまで、ユーザーのガイドラインに従った非営利的な表現活動(二次創作物の制作)を応援してきたが、第三者への頒布で金銭的対価が発生する場合、営利性の判断が難しいことが課題となっていた。

 メルカリは、Nianticと業務提携し、メルカリのアプリ上でIngressの二次創作物の公式販売をスタート。6月13日から、メルカリのアプリ内に設けられる「Ingress」専用カテゴリに出品されるIngressの二次創作物について、Nianticは二次創作物の作成と販売にかかる限定的なライセンスを付与される。商品の売上には、ライセンスの対価としてNianticから10%のロイヤリティ(版権利用料)が課される(メルカリの手数料10%は別途発生する)。また、Nianticが不適切と判断したものに関しては、ライセンスの取り消し・削除・注意などを行い、健全なやりとりを促す。

 今回の取り組みでは、権利者がメルカリを介した二次創作物の流通に対し限定的なライセンスとロイヤリティを設定することで、メルカリ上での二次創作物の売買を公式に認める。この際、二次創作物の出品者は取引成立時に権利者にライセンス許諾料を支払う。これによって、権利者は正しいライセンスの利用とユーザーの自由な創作活動を推奨できるようになる。

 メルカリではこれまでも権利者保護プログラムを提供し、200以上の権利者と協力体制を築き、知的財産権を侵害する商品の削除などを行ってきた。その取り組みをより一層強化しながら、二次創作物の流通における新たな取組みをNianticと開始する。

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