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実際に見るとオムニチャネルのことまで考えちゃう アパレル物流専門・OTSさんに倉庫を見せてもらいました

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2015/03/13 08:00

EC事業者、支援業者の皆さん、倉庫を実際に見に行ったことありますか? 恥ずかしながら私はなかったので、アパレル物流を専門とするオーティーエスさんにご協力いただいて、見学して参りました。

 オーティーエスさんは江戸川区に6つの倉庫をお持ちです。まず見せていただいたのが「新砂センター」。新しい建物で、すごく整然としていました。

 お洋服はハンガーにかけられて並び、靴やバッグは棚の中に入っています。エプロンにスニーカーという出で立ちの女性が、軽い足取りで広い倉庫内を歩きまわって、ピックアップしたり、新たな商品を並べたりと、テキパキ活動されていました。

 効率アップのため、最も少ない歩数で商品をピックアップできるような仕組みがとられています。また、納品書とラベルを1枚の紙に印刷・出力して、ミスがないようにしているとか。EC事業者の皆さん、そんなコツコツとした工夫を知らずに、問題が起きた時にひたすら怒ったりしていませんか?

 さて、次は「りんかいセンター」に移動です。こちらのほうが、イメージしていた倉庫ケースにドサッとお洋服が入っていて、その間をぬって歩くという感じ。

 ぶつかって何かを倒してはいかん!と注意深く歩いていたら、何やら大きな機械が! X線で何を見ているかというと、まさかの「針」。検針器です。

 アパレル製品というのは、どんなに気をつけても折れた針が入ってしまったりという事態がゼロにはならないそうな。こういう機械を通してチェックしてくださってるなら、多少お洋服が高いお値段でも、納得できますよね。

 こういった機械はどこにでもあるというものではなく、オーティーエスさんがアパレル専門の物流センターだからだそうなんですね。加えて、インポートもののタグを付け替えたり、サイズやほつれを直したりなんかもしてくれるそうです。

 たしかに、インポートもののお洋服のセレクトショップをやろうとしている方々も、タグの付け替えには苦労されるみたいです。小規模だと難しいかもしれませんが、一度こういうプロの仕事を目にする機会があったらいいですね。ECzine編集部でやれって感じですか……?

 オーティーエスさんの専門技術の高さのほかに、やはりB向けとC向けは同じアパレル専門、同じ倉庫というのでも仕事っぷりがまったく違うというのに驚きました。

 わかりやすく言うと、B向けは百貨店さんとかに大量に卸すわけなので、ケースで同じ型のワンピースを大量にどーん!という動き。一方でC向け、つまりネット通販なんかでは、お客様はワンピースは1枚、ほかにアクセサリーを買って、それに合うバッグを買って……なので、1つひとつの商品をいかに早く、効率的にピックアップできるかが勝負になってくるわけです。

 ネット通販の倉庫委託はなかなか難しいようですが、やはり、同じ業種の、ネット通販をやった経験があるか、は見たほうがいいと思います。倉庫に実際に足を運ぶと、いま動いている案件を見せてもらえたりするかもしれないので、ぜひアタックしてみてください。

 ECだけでも「在庫」は難しいモンダイでしたが、オムニチャネルでますます複雑になっています。将来的に在庫をどうするか、商品をどう動かすかまで考えるためにも、ぜひ一度、実際に倉庫を見に行くことを強くオススメします!

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