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ECzine Day 2024 June

2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

編集部インタビュー

CtoCの老舗「ヤフオク!」が掲げる“リユース ”とは? 新しい人にはカンタンに、古参ユーザーには楽しく


フリマアプリでCtoC市場が活況だが、老舗かつ圧倒的に人が集まっているのはやはり「ヤフオク!」である。4月24日にはBOOKOFFとの提携も発表し、「リユース革命」を宣言している。先駆者はCtoCの現状をどう見て、今後いかに展開していくのか。サービスを統括する一条裕仁さんにお話をうかがった。

すぐ買いたい!新規ユーザーと、取引を楽しみたい古参ユーザーどちらにも使いやすい「ヤフオク!」を

――eコマース革命宣言から、反響や変化はありましたか?

 「今までは5,000円以上のものを入札するのに、プレミアム会員になるというのが1つのハードルとしてあったのですが、それがなくなったことで、新規のユーザーが増えたというのが、数字に現れた大きな変化でした。慣れていらっしゃらない新規のユーザーに、トラブルなく使っていただけるような対策に力を入れましたね。

 CtoCの取引は、途中でやりかたがわからなくなって、時間があいてしまって、結果的にトラブル取引になってしまうこともあります。スマホやiPadアプリのUI、UXも、新規ユーザーに向けての摩擦を極力少なくしようというのは意識してやりましたね」

一条裕仁さん
ヤフオク!カンパニー ユニットマネージャー
一条裕仁さん

――ヤフオク!さんは老舗オークションのイメージですが、新規ユーザーはフリマ感覚で使っているのでしょうか。

 「もしかすると、初期のほうがフリマ色が強かったような気もするんです。売り手も買い手も時間があったときのほうが、よりCtoC取引を楽しむ余裕があったかなぁと。最近は、取引を短く終わらせたいというニーズも強くて、それを望む人にはできるだけ短時間で済ませられるように、他のECサイトではスタンダードであるワンクリック取引の世界観は目指しています。

 一方で、やはりCtoCならでは感情のやり取りと言いますか、自分の売ったものが、匿名性はありつつも、誰かに渡ったというところは、わくわく感を生み出せる部分だと思うので。そこのバランスは常に、サービス作る中では議論に上がりますね。あんまりシンプルにしすぎちゃうと、ここの楽しさは削がれるけど、いいんだっけみたいな。

 古くから使ってくださっているユーザーを大切にしながらも、どんどん新しいユーザーに入っていただけるようチャレンジしていく。わかりやすくも、取引を楽しめる世界観を保つという、そのバランスを取るのはなかなか苦労する部分ではありますね」

ヤフオク!アプリ

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この記事の著者

ワダ スミエ(ワダ スミエ)

2013年11月11日〜2023年3月31日までECzine編集部在籍。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://eczine.jp/article/detail/537 2014/07/22 13:51

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