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ECzine Day 2024 June

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在庫管理、試してみたい「4割ドロップシッピング」


ネットショップも十人十色。しかしいずれも、「お店」であることには変わりありません。何かしらの商材(商品やサービス)を仕入れて販売するという面では、リアル店舗と同じです。そのため、必ず、仕入れと在庫に関しての課題が発生します。今回は、この商品発注と在庫の効率的な運用について説明します。

在庫は、管理方法よりも販売予測が難しい

 よく、「ネットショップは店舗がなく、しかも在庫なしで運営できるから楽でしょう」と言う人がいるのですが、ダウンロード販売以外は、商品を仕入れて販売する以上、保持する期間に差こそあれ、発注(仕入れ)、一定期間の在庫というワークフローは必ず発生します。

 管理方法としては、エクセルなどを利用して、月に一度や決算時などのタイミングで、そのときの在庫量を商材別に把握するという手法が多いようです。

 また、ネットショップ構築サービスの中には、在庫と連動させた商品管理ツールが提供されていたり、在庫保管を格安で代行して配送まで行う「ひとりドロップシッピング」が可能になる倉庫サービスを展開しているところもあります。

 それよりも問題になるのは、自分のショップにとって必要な在庫数はどれだけかを予測することです。

 補充も面倒だし、多ければ多いほど安心……というわけにはいきません。多すぎる在庫は、以下のような問題につながります。

  • 在庫商品自体はお金を生み出さない
  • 保管場所の費用がかかる
  • 過剰在庫は仕入れ資金への影響を与え経営を圧迫する

 在庫として保管している商材は、経理上はすべて「資産」です。つまり、販売をしない限り帳簿上は売上計上できないわけですから、お金を生み出すわけでもなく、かつ、商材として保管するために倉庫代などの経費がかかってしまいます。

 そして、商売とは商材を安く仕入れて高く売ることによって利益を得て、その利益から次の仕入れを行うという循環ですから、在庫がはけなければ、仕入れ資金も枯渇してしまうことになり、経営を圧迫していくことになります。

 また、商材によっては長期の在庫によって売れなくなってしまう、いわゆる「不良在庫」なってしまう可能性もあります。

 したがって必要な在庫量を把握するには、いつ、どれだけ売れそうか、販売予測をする必要があるのです。

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この記事の著者

株式会社ユニゾン 下出 隆一(シモデ リュウイチ)

創業から25年間にわたり IT 関連書籍、雑誌の執筆、編集、制作をベースにエンタープライズから小規模企業、SOHOまで幅広いジャンルでの IT 関連ドキュメント、プロモーションマテリアル、Web制作を行っている老舗制作プロダクションだったが、現在では外資系企業を中心に、広告、プロモーション、アドテッ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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